ブッラータ

1月 20, 2026

ブッラータは、イタリア・プーリア地方で20世紀初頭に生まれた、牛乳から作られる贅沢なチーズです。アンドリアの町でロレンツォ・ビアンキーノによって考案され、モッツァレッラとクリームの残りを有効活用するための工夫として誕生しました。「ブッラータ」という名前はイタリア語で「バターのような」という意味で、その柔らかくクリーミーな質感を的確に表しています。

Burrata cheese

一見するとブッラータは新鮮なモッツァレッラの球体のように見えますが、その魅力は中身にあります。切ると、中からストラッチャテッラ(裂いたモッツァレッラ)とクリームが混ざったとろけるようなフィリングが現れます。外側はしっかりしたモッツァレッラ、中は濃厚で繊細、そしてバターのように滑らかな食感です。

Burrata cheese

ブッラータは穏やかでミルキーな風味があり、ほんのりとした甘みも感じられます。そのクリーミーさは、シンプルな素材とも濃厚な食材とも好相性です。熟したトマト、新鮮なバジル、オリーブオイル、そしてカリカリのパンと合わせれば、クラシックなイタリア風の前菜になります。焼き野菜やプロシュート、桃、イチジク、ルッコラともよく合います。温かいパスタやリゾットに最後に添えると、即席のクリームソースとして楽しめます。

ワインとの相性も抜群で、ヴェルメンティーノ、ピノ・グリージョ、ソーヴィニヨン・ブランなどの爽やかな白ワインがおすすめです。フランチャコルタのような辛口ロゼやスパークリングワインも濃厚さを程よく中和してくれます。赤ワインなら、若いキアンティやバルベーラなど、軽やかで果実味のあるタイプが合います。

Burrata cheese

栄養面では、ブッラータはとても贅沢なチーズです。タンパク質とカルシウムを含みますが、飽和脂肪とカロリーも高く、100グラムあたりおよそ300〜400キロカロリーです。脂肪摂取量を気にしている方は、適量を楽しむのがよいでしょう。