クレープ
8月 18, 2025
クレープはフランス北西部のブルターニュ地方に起源をもつ、薄く焼かれたフランスのパンケーキです。「クレープ(crêpe)」という言葉は、ラテン語の「crispa(縮れた、波打った)」に由来し、熱した軽く油をひいたフライパンで焼いたときにできるレース状の縁を表しています。クレープの生地は、小麦粉、卵、牛乳、そしてひとつまみの塩という非常にシンプルな材料で作られ、甘いものと塩味のあるものの両方があります。塩味のクレープにはハム、チーズ、卵、野菜などがよく使われ、甘いクレープは砂糖、果物、ジャム、チョコレートなどが一般的な具材です。

一見するとロシアのブリヌイに似ていますが、明確な違いがあります。ブリヌイは通常もっと厚みがあり、酵母や重曹を使用し、ときにはケフィールやサワークリームなどの発酵乳製品が生地に加えられ、やや酸味のある風味になります。ブリヌイは宗教的あるいは季節的な祭り、特にマースレニツァと結びついているのに対し、クレープは世俗的な料理として扱われ、たとえば聖燭祭(ラ・シャンドルール)のような行事で食べられます。この日には片手にコインを持ちながらクレープを裏返すと幸運が訪れるという風習もあります。

クレープは通常、丸めたり三角形に折ったりして、具材やトッピングとともに提供されます。フランスには「クレープリー」と呼ばれる専門店があり、甘いクレープも塩味のクレープも豊富なメニューをそろえています。中でも有名なのが「クレープ・シュゼット」で、オレンジリキュールとバターでフランベした贅沢な一皿です。

